来た道を逆に進むと戻ることができるのはなぜか

   私はいつものように電車に乗って、四角い畳の部屋にやって来た。座布団がたくさん敷かれた部屋には、パジャマを着た男女が大勢座ってがやがやしている。窓からは中へ入れない人が数人覗き込んでいた。私たちはストレッチをして、来た道を逆に進むと戻ることができるのはなぜかについて議論した。そのせいで帰る時、反対方向の電車に乗れば帰れるという事に自信がなくなってしまい、目をつぶってなんとなくの勢いで帰りの電車を選んだ。

[2011年11月20日の夢]

 

ーーーーーーーーーーーー

 

   突然のオカルトで申し訳ないのですが、もう何年も前にある数秘術のサイトで見かけたコメントが忘れられずにいる。

   私と同じ数秘(生年月日から出す数字)だというその人は、色々な性格診断や占いを見たけれどこのサイトでやっとしっくりくる表現に出会えた、自分を理解することができそうだと誰にともなく語っていた。

   その中で、うろ覚えだが、「空が青くて泣いちゃうような、そんな自分が嫌だった」という内容があった。私はこれを読んでガツンと殴られたようなショックを感じた。強く共感すると同時に、こんな場所で、誰に当てるでもなく、真摯に語る姿勢に胸を打たれた。実際にその人へのコメントは無かったし、私もコメントしなかった。この美しい孤独はなんだろう?そう思い、その文章をコピペし保存した。

   保存した先を忘れてしまったので、その文章は結局見られなくなってしまったけれど、今でも度々思い出す。