怪獣との暮らし

小学生を誘拐して図書館の一室に住まわせ、その子の名前をたくさんの本の中から探し出した。私はプールの清掃の仕事に就き、その収入で養っていくことにした。
プールには毎日たくさんの子供たちがやってきて壁に落書きをして帰っていく。私は日々それを消す。仕事はそれだけだ。退屈なのでプールで怪獣を育てることにした。25mプールにちょうどおさまる大きな怪獣で、首長竜のような見た目をしていた。怪獣は骨を食べたがっていたが、私は毎日プールの水で茹でたそうめんを与えていた。
[2011年6月20日の夢]

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このブログでは、数年前に記録していた夢日記を少しずつ紹介している。夢日記だけだと親しみにくいかと思い、下にこのようなおまけ文章を加えている。内容については色々迷ったが、夢がメインのブログなので内的なものを扱うことにした。普段考えているあれこれや、夢に関することを書くといったように。だからあまりこうした、ああした、という出来事が主の日記とは趣が異なる。少しはそういうのも書いているけど。

夢日記にはところどころ書き直しを加えている。Twitterに載せていたとはいえ忘れないために急いでメモしたものだったし、ものによっては読みづらいからだ。端折っている部分を付け加えることもある。

不思議なもので、書き残してある夢はその風景や感触などを後から思い出すことができる。昔読んだ夢について書かれた本に「文字にすることでもうそれは違ったものになる」といったことが書かれていた。確かにそのとおりだと実感として思う。 本来時系列も因果関係もない夢という塊を言語のルールに則って編集していくような作業だからだ。 しかもそれは見た夢を思い出していくプロセスですでに起こっている事だろう。とはいえ、目覚めた時に思い出した手触りや気分というものは、その作業を経ることでいつでも取り出せるようになると思う。